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基本情報技術者を受ける意味、勉強方法、受かり方

こんにちは!

本日は「基本情報技術者」の受験方法、出題範囲、今後の勉強の仕方、などを自分へのメモを含めて書きます。

 

(参考)筆者プロフィール

理工系大学院卒業。非ITメーカー開発業務従事。一般的なITの知識はあるが、ITを専門的に学んだことはない。

 

ちなみに私はまだ受験していません。なので参考程度に。

結果が出たら更新します。

→ 2021年3月に合格しました(プログラミングはPythonを選択)

 

 

対象

 

・基本情報技術者を受ける人
⇒ 一緒に頑張りましょう!

・基本情報技術者を受けようか検討している人
⇒ この記事を読んでみて判断材料にしていただければ幸いです。

・基本情報技術者を知らない人
⇒ この記事を通して知っていただければ嬉しいです。

 

 

 

 

概要

 

 

 

 

 情報処理技術者試験は、「情報処理の促進に関する法律」に基づき経済産業省が、情報処理技術者としての「知識・技能」が一定以上の水準であることを認定している国家試験です。
情報システムを構築・運用する「技術者」から情報システムを利用する「エンドユーザ(利用者)」まで、ITに関係するすべての人に活用いただける試験として実施しています。特定の製品やソフトウェアに関する試験ではなく、情報技術の背景として知るべき原理や基礎となる知識・技能について、幅広く総合的に評価しています。

※IPAのHPより抜粋 https://www.jitec.ipa.go.jp/1_08gaiyou/_index_gaiyou.html

 

内容

午前、午後の二段階にて合否を決定

午後は文章問題及びプログラミングを含む。

 

時期

年に二回、4月と10月(2020年以降はコロナでどうなるか不明。今後CBT試験に移行する。)

 

 

難易度

 

IT業界の方 ⇒ 普通
非IT業界の方 ⇒ やや難

私は非IT業界で情報系の専門ではないため結構難易度高いと考えています。

特にアルゴリズムとプログラミングは少し時間を取って対策することをお勧めします。私も苦戦中。

ただ、アルゴリズムを体系的に学べるためかなり有用な機会だと思ってポジティブにとらえています。

 

「アルゴリズム」って皆さん容易に使っている言葉ですが、

アルゴリズムの基礎すら知らない人が多い中で非ITエンジニアとして触れられるのはメリットかと。

 

 

試験範囲

 

下記の3つの領域から出題されます。

 

・テクノロジ

・マネジメント

・ストラテジ

 

 

範囲は非常に広いです。

テクノロジは基礎理論からソフトウェア、ハードウェアの知識、およびシステム構成までが範囲です。

マネジメントはプロジェクトの進め方など、ストラテジは経営戦略や法務などが範囲となります。

それに加えて、午後の試験はプログラミングや疑似言語によるアルゴリズムががっつり出題されます。

 

 

※シラバス

https://www.jitec.ipa.go.jp/1_13download/syllabus_fe_ver7_1.pdf

 

 

受けるきっかけ

 

・情報系の体系的な能力を身に付けたかった。

これまで情報系の専門を学んだことがなく、最低限のITリテラシーは持っていても少し苦手意識を持っていました。

そこで、ハードウェアかたソフトウェア、システム、運用まで学べるこの資格はかなり魅力に映ったため受験を決めました。

独学ですと穴ができますし、この試験は試験範囲を見てもわかる通り基本的で網羅的な知識が身につくかと。

 

 

・情報の専門性の証明としたかった。

基本的な資格といえども、非ITエンジニアにとってはかなり強みになると考えています。

実際、ITの知識を体系的に把握している人材は職場にいない印象です。

知識を得つつ、専門性の証明にもなるので受験を決めました。

※IT業界の方々は取得が義務付けられていて大変そう。。。お互い頑張りましょう。

 

 

 

 

受ける意味

 

 

受ける意味がある人

 

・学生の方

・IT業界の若手の方

・非ITのエンジニアの方(これは私に該当)

 

学生のうちにこの資格を取る意味は非常にあります。

ITの知識だけでなく、プロジェクトの進め方なども学べます(これはITに限った話ではありません)。

ただし、少し難易度が高いのと独占資格ではないため、まずはITパスポートを受けることをお勧めします(特に情報系専門ではない方)。

情報系専門の学生はいきなり基本情報技術者受けてもいいかと思います。

 

 

また、IT業界の若手の方は会社から受けるように言われます。

1~2年目で取得を強制されるので、計画的に早めに取ってしまいましょう。

なんなら就職決まってからすぐに取り掛かることをお勧めします、

 

 

最後に非ITエンジニアの方ですが、

ITの体系的な知識を持っているということは非常にアドバンテージになります。

基本的に非ITエンジニア界隈では情報系の知識に苦手意識を持っている人が多いです。

そんな中で、「アイツはITに強い」という立ち位置を確立するとおいしいかと。

そのために知識を身に付けるのとその証明のためにこの資格を取るのはかなり有用と思われます。

 

 

また、転職の際にも強みになります。

今はIT業界以外のところでIT人材がかなり欲されています。

私の会社でもIT出身の方が転職してきて非ITエンジニアとしてITの知識を使って仕事をしています。

もう、情報系の知識はどこへ行っても必須です。この資格を通して情報系の専門性を伸ばしましょう!

 

 

受ける意味がない人

 

・IT業界で十分に経験積んだ人

 

IT業界で十分経験を積んでいる方は、昇格などで必須でない限りはとらなくてよいと思います。

多分受かりますし、受かったところで転職に有利になるとは思えません。

 

※実際、IT業界の方に聞いたところ、経験豊富の転職には影響ないのではないとのこと。

いきなり上位級受けてもいいと考えます。

 

 

 

勉強方法

 

 

勉強始めるにも「戦略」が大事だと考えています。

下記参考にして勉強計画考えてみてください。

※ただ単に資格がほしいだけ、という人には向いていないかもしれないです。捨て問なしで結構がっつり勉強しています。

 

 

スケジュール

 

日程を書いても各自ペースがあると思うので、テキストの進め方ベースに説明します。

基本思想として、どんなテキストでも3周しないと身につかないと考えているので、

時期によってテキストの重み付けをしつつ、日割りで3周終わるように計画しています。

正直、最初の一周はかなり苦痛ですが、概要をつかめるようにまずは進めていきましょう。。。

 

 

初期

 

動画 40% 一回流し見する。俯瞰。

基礎参考書 40% 3周予定で日割りで進める。

アルゴリズム 10% 細々と始める

プログラミング 10% 細々と始める

過去問 0%

 

 

中期

 

動画 0%

基礎参考書 20% ある程度ペースを緩めて毎日少しずつ進める。

アルゴリズム 40% スピードアップ。3周予定で日割りで進める。

プログラミング 40% スピードアップ。3周予定で日割りで進める。

過去問 0%

 

 

後期

 

動画 0%

基礎参考書 0% 苦手なところの復習以外は終わらせる。

アルゴリズム 30% 継続。

プログラミング 30% 継続

過去問 40% 過去問で基礎の確認と実践対策

 

 

テキスト

 

三本立ての基礎(全体把握、アルゴリズム、プログラミング)+ 過去問という内容で対策しています。

これくらいやれば全範囲捨て問なしで自信を持って突破できます。

また、受験を決めた際にはざっとUdemyで試験範囲全体を舐めました。

 

 

全体把握: 令和02年 イメージ&クレバー方式でよくわかる 栢木先生の基本情報技術者教室

 

これは基本情報技術者の午前午後の範囲を一通り網羅しています。

少なくとも3周することをお勧めします。(私はこれで一通り試験範囲を理解しました。)

ただし、参考書なので問題が少ないです。過去問演習は必要です。

 


 

 

アルゴリズム: うかる! 基本情報技術者 [午後・アルゴリズム編] 2021年版 福嶋先生の集中ゼミ

 

アルゴリズムはこちらのテキストで対策しています。

分量多いし、最初の1周は相当苦痛でした。。。

しかも、全てを理解しきるのに3周でも洩れている気がするので継続して勉強が必要かと考えています。

逆に言えば、それくらい丁寧に、じっくりと本質的に書かれているテキストなのでおすすめです。

 

 

 

プログラミング: 徹底攻略 基本情報技術者の午後対策 Python編

 

このテキストは2020年度から新しくプログラミング言語の試験科目として採用されたPython向けの数少ないテキストです。

Pythonの基礎から演習問題まで丁寧に説明されています。

読み進めて特に躓くところはあまりありませんでした(もちろん最初は演習問題で間違えまくっていましたが)

また、Javaの試験や、応用技術者のアルゴリズムの問題をPython用に書き換えたものが掲載されていて非常に実践的でもあります。

 

また、ポイントとしては、「極力プログラムを叩いて理解すること」が大切です。

可能であれば環境整えて実際に手を動かしながら理解することをお勧めします。

 

 

 

 

過去問: かんたん合格 基本情報技術者過去問題集 令和2年度秋期 かんたん合格シリーズ

 

基礎が2周程度したところで過去問演習をしています。

午後の「アルゴリズムとプログラミング以外の問題」の演習は過去問が中心となるため、しっかりと午後問題は解くようにしています。

数年分入っているので、これを少なくとも2周はしました。

 

 


 

 

 

Udemy

 

教育系の動画サービスです。

特にIT系の動画は充実しているので、プログラミングなどを学ぶ際のとっかかりとしては良いかと思います。

学習のはじめはまずは聞き流して全体像俯瞰するのがおすすめ。

 

 

 

 

 

 

 

まとめ

 

 

 

いかがでしたでしょうか?

 

今後、ITの知識はどの業界、職種でも必須です。逃げずにこういった資格で網羅的に勉強するのは非常におすすめです。

(実際、私は情報系の業務にアサインされましたし、業務への理解が非常に深まりました。)

 

本記事が参考になって基本情報技術者へのモチベーション上がれば幸いです。

以上、お読みいただきありがとうございました!

 

 

  • この記事を書いた人

yama77

長野県出身、東北在住。ここでは、物事の考え方、取り組み方、を皆さんと共有できればと思っております。

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